失敗は寛大に受け止め
常にチャレンジを続ける

　現代では常に新しいことへ挑戦しなければ、時代の変化についていくことはできません。そのため従業員がチャレンジした結果失敗しても叱ることはありませんが、何も挑戦しない人には厳しく指導することもあります。

　「企業が環境に合わせる」とはお客さまの環境が変わり、我々側もそれに合わせて変わり、今までとは違う商品やサービスを提供するということもありますが、従来と全く異なるお客さまを開拓し、商品やサービスを提供していくことでもあります。

　『福徳産業』『エキヤ産業』では年間いくつもの商品を開発しますが、その中でも大型商品に育つのは5年から10年に1つくらいの割合です。それほど難しい商品開発ですが、未来の売り上げを作るために取り組み続けなければなりません。

　お客さまが本当に求めている商品は何かを考え、具現化することが大切です。必要な機能性を持った繊維や原料を探し出し、製造方法を考え、サンプルを作り、使用する人に使ってもらい、何度も作り直します。さらに価格、消費者に届けるルート、プロモーションなどを考える必要があります。

　世の中にない新商品を作る、あるいは生産性を高めるため生産工程や物流の「カイゼン」をするには、チャレンジが必要不可欠。未知の分野に挑戦することの難しさやリスクを知っているからこそ、わが社は失敗をも容認します。